私たちの取り組み

活動の目的

人は病気になった時、誰かの援助や支えを必要とします。
世界保健機構(WHO)は健康の定義の中で、身体的、心理的、社会的、スピリチュアルな面において健康である事が真の健康であると提案しました。
身体的ケアは医者や看護師が、心理的ケアは臨床心理士が、社会的ケアはソーシャルワーカーが行います。では心の奥深い痛みのケアは誰がしてくれるのでしょう。

私たちは「病院、福祉施設および在宅での病人や高齢者とその家族、友人および医療従事者に対して、スピリチュアルケア(心のケア)に関する事業を行い、医療または福祉に寄与する」ことを目的として、2001年4月からNPOとして活動を始め、臨床スピリチュアルケアワーカーを派遣する事業などを行っています。

主な事業

1.臨床スピリチュアルケアワーカー派遣事業

病院・介護施設やご自宅に臨床スピリチュアルケアワーカーを派遣します。
派遣するワーカーは、「臨床パストラルケア教育研究センター」において研修を受け、臨床パストラル・カウンセラーまたは臨床パストラルケア・ボランティアの資格認定を受けた者、あるいはそれと同等の資格を持つ者です。

派遣事業の詳細はこちらから

2.スピリチュアルケア普及のための講演会

一般の方、医療・福祉従事者にスピリチュアルケアについて理解していただく目的で、講演会を企画・開催しています。
また2008年10月、NPO緩和ケアサポートグループ・武蔵野ホームケアクリニック・ルンルンファーマシー・社会福祉法人東京老人ホームと共に、ケアとは何かを考えるコミュニティケアをはぐくむ「希望の会」を立ち上げ、5つのグループが協働して講演会・研修会などを行っています。

主な活動

2002/9〜
臨床スピリチュアルケア・ワーカー訪問開始
2003/3
 
講演会「心の声を聴いてください」
講師 : 松本信愛氏 有田モト子氏
2003/9
 
講演会「関わりの中で自己を知る」
講師 : 藤原直達氏
2004/2
 
講演会「スピリチュアルケアって何?」
講師 : 國枝欣一氏
2004/11
『スピリチュアルケア ─ 理解を深めるために』(講演集)発行
2005/2
 
講演会「病む方、老いた方の魂の叫びを聴き取るために」
講師 : 國枝欣一氏
2006/1〜4
 
「魂の叫びを聴き取るための自分づくり」ワークショップ(4回)
講師 : 國枝欣一氏
2008/5〜
医療・福祉関係5団体による「希望の会」発足、協働開始
2009/1〜12
 
株式会社ファイザーの助成金を受け、プロジェクト「病む人・年老いた人の
実存的心の叫びに寄り添うための派遣事業」に取り組む
2009/6
 
「希望の会」第4回研修会「スピリチュアルな痛みの理解とケア」
講師 : ワルデマール・キッペス氏
2011/4〜
 
医療・介護従事者に対しての広報と実践を目的とする「トータルケア・
プロジェクト」を開始
2011/4〜
「東京老人ホーム」で臨床スピリチュアルケア・ワーカーの訪問活動開始
2012/6〜
 
「サービス付き高齢者向け住宅ダンデライオン」で臨床スピリチュアルケア・
ワーカーの訪問活動開始

NPO法人 スピリチュアルケア東京事務局

〒184-0003 東京都小金井市緑町5-6-22
TEL. 080-6732-3737
FAX. 047-348-2884
E-mail : info@npo-spiritualcare-tokyo@gmail.com
代表 : 相知 裕子